語り継がれている結婚指輪



さて、質問です!


結婚式に絶対忘れてはいけないモノって、
一体
何だと思いますか?




プランナーが挙式前日のお客様に
口を酸っぱくしてお願いしていること。


「当日は、必ず○○だけは忘れないでくださいね!!」


挙式を翌日に控えたカップルに向かって、
何度も念を押す絶対に忘れてはいけない○○とは・・・??










そうです!


結婚指輪』です。




ウェディングドレスやパンプス、
インナーやアクセサリーならいくらでも代用は手配できます。



でも、結婚指輪だけはお二人の『唯一のモノ』であり、
代用品がありません。




ですから、

プランナーは挙式前日に何度もお客様に
当日は絶対に指輪をお忘れにならないようリマインドしておきます。



しかし、

当日は朝から緊張のあまり
念を押されていたにも関わらず、

大事な指輪のことがポッと頭から抜けてしまわれれるご新郎様が結構いらっしゃるのです。



会場までの移動の際には気づかないで、
到着後、私の顔を見るなり大声で叫ぶご新郎様。


「あ―っぁ!!!!!

指輪、仏壇に置きっぱなしだぁ( ̄□ ̄;)!!」




なんて慌てながら自宅に戻ろうとする方。



まぁ、自宅が近ければ取りに行くこともできますが、
遠方から来られている方であれば、当然アウト!



そういった場合の多くは、

プランナーが万が一の際に備えておいた
模擬挙式用の指輪を代用して
何とか結婚式の指輪交換を乗り切るのです(笑)



まぁ、多くのご新婦様は挙式までの間、
そそっかしいご新郎様に対してご立腹されますが、
挙式後は自然とお二人の空気も穏やかになっています。



もちろん、

結婚指輪自体には思い入れもたくさんあると思いますが、

挙式の瞬間というのはきっと
どこの何の指輪かは二の次で、


それは

おもちゃのリングであろうと、
アルミホイルで作ったリングであろうと、

二人の寄り添う気持ちがあれば
どこの何だって関係ないのかもしれません(´∀`)








では、ここで『結婚指輪』について少しお話してみましょう。




まず、


なぜ結婚する二人が結婚指輪をするようになったのかご存知ですか?




はじめに、

結婚指輪はなぜ丸いかというところから・・・





それは、


結婚する者同士の意志の象徴で、
指輪はオトコとオンナを結びつけた円と言われています。



最初に結婚指輪を使ったのがエジプト人であり、


象形文字では

「円は永遠を表し、永遠にわたって二人を結びつける象徴」

とされていました。




その後、

指輪は,西暦860年程前より
キリスト教徒の結婚式に使われ始めました。


夫婦契約が正しく交わされると、
カップルの名前を刻んだ指輪がゲストに回されて、
彼らによって結婚を承認されていたことが伝えられています。



シェークスピア(15641616)の時代には、
結婚指輪に文字を彫ることが習慣になっており

3~4行の詩が指輪の内側に彫られていました。
(↑これは結婚の記録をいつまでも残すため)



その後、


飾りのない甲丸が好まれ始め、
簡素な指輪は英国民の間で人気を博し、

その習慣はヨーロッパ中に広がり
今日でも結婚指輪の正しい形式と見做されています。


(※婚約指輪と結婚指輪を一緒につけるときは、
結婚指輪を内側にし、婚約指輪を外側にはめてください。)




ついでに、



結婚指輪を薬指にはめる理由ですが、

指輪は夫への妻の従属を示すため。




かつて右手が力と権威、
左が服従を表し、

結婚指輪を左手の薬指にはめる習慣は11世紀頃からと言われていますが、

古代ギリシア人が伝えるには、
左手の薬指は血管を通して
心臓から直接血液が流れこんでいる大切な指とも言われています。






結婚指輪は大切なモノだと誰もが認識していることですが、


実際に長い歴史を経て
今の時代にまで語り継がれているモノだと知ることで、

何だかちょっとロマンティックな感じがしませんか(〃∇〃)?



この『結婚指輪』のヒストリーを知った上で指輪を身に付けると、
これまたより一層結婚に対しての考え方も改まりますね。


機会があれば、是非あなたの隣にいるパートナーにも
『結婚指輪』の歴史を教えてあげてくださいね♪